Android アクセシビリティ ガイドライン
#Android #モバイル #デザイン #アプリ
Androidアプリのデザインをより良くするためにガイドラインを読み込んで、血肉にしておこう。
「神は細部に宿る」っていうし、こういう細かい品質にも目を向けたいところではある。
誰にとっても使いやすいアプリを作成する  |  App quality  |  Android Developers
アプリのユーザー補助機能の改善に関する原則  |  App quality  |  Android Developers
アプリのユーザー補助機能を強化する  |  App quality  |  Android Developers
意義
世界の15%は何らかの障害を持った人たちである。
また、歳をとって来ると、目や指の動きなどに異常が出てくる。
そういう人たちにもちゃんと使ってもらえるようなアプリのUI/UXを目指そうって話。
大きく3つの点を考慮する
1. UI要素に正しいラベルをつける
2. 適切な色のコントラスト(対比)を用いる
3. タッチターゲットはタッチが容易な大きさにする
1. UI要素に正しいラベルをつける
アプリ内のUI要素ごとに要素の目的についての説明を入れる。
基本的にはandroid:contentDescriptionという属性を含めることでそれが可能になる。
ただし、Text要素などは自動で読み取られるのでつけなくていい。
ラベル説明のポイント
UI 要素のタイプを内容の説明に含めないでください。スクリーン リーダーは、要素のタイプと説明の両方を自動的に読み上げます。たとえば、アプリ内であるボタンを選択すると「送信」アクションが行われる場合、ボタンの説明は "Submit button"(送信ボタン)ではなく、"Submit"(送信)とします。
各説明は固有のものにする必要があります。それにより、スクリーン リーダーのユーザーは、要素の説明が繰り返されたときに、フォーカスされている要素が、前にもフォーカスされた要素だと正しく認識できます。特に、RecyclerView のようなビューグループ内の各項目には、それぞれ異なる説明が必要です。たとえば、地域リスト内の都市名のように、各項目に固有の内容をそれぞれの説明に反映させる必要があります。
アプリの minSdkVersion が 16 以上の場合は、装飾的効果のためにのみ使用されるグラフィック要素に対して android:importantForAccessibility 属性を "no" に設定できます。
2.適切な色のコントラスト(対比)を用いる
色覚障害持ってる人たちのために、色のコントラストには気をつける。
まあ、この人たちに見えない対比は、異常無い人たちにも見えにくい状態だろうな。
ポイント
テキストが18ptより小さい、もしくは、テキストが太字 ^ 14ptより小さい場合は、色のコントラストを4.5:1にする。
それ以外は3.0:1
3. タッチターゲットはタッチが容易な大きさにする
見やすく、かつ、タッチしやすいUI要素のために、少なくとも48dp x 48dp のフォーカス可能領域にすること。
android:paddingLeft、android:minWidth、android:paddingRight の値の合計が、48 dp 以上であること。
android:paddingTop、android:minHeight、android:paddingBottom の値の合計が、48 dp 以上であること。
Androidのユーザー補助サービス
Androidは様々な障害者のためのアクセシビリティツールを用意している。
ex: TalkBack, Switch...みたいな。
これらは、視覚障害なおで画面タッチでの操作が難しい人たち用のツールである。
これらのアクセシビリティツール用に同じアプリを何個も作る必要があるのか?と問われると、「いいえ」になる。
Androidは標準機能で、アクセシビリティツールとモバイルアプリの間を埋めるようになっている。
ただし、埋めれない部分もあったりするので、そこはモバイルアプリ側で埋める努力をする必要があるということ。
例えば、TalkBackが読み上げれないUI要素があったりすると、そこは何かしらモバイルアプリ側で補助するようにしようって話。